無垢フローリング　–むくふろーりんぐ–

住まいを快適にするかどうかを左右する、重要な要素のひとつに床材があります。
板状で貼り合わせていく床材をフローリングといい、合板など複数の素材を張り合わせたものを「複合フローリング」、天然木から切り出した無垢材のみの単層からなるものは「無垢フローリング」と分類されます。
無垢フローリングは、無垢の床材、無垢床などとも呼ばれます。

一般的に、無垢フローリングは、本物の木ならではのぬくもりを味わえ、手触りや素足に触れる感触がとても心地よいが、水分など汚れや経年変化に弱く、メンテナンスに手間がかかるなどと評されています。
好みや価値観、予算など、選択するポイントは様々ですが、単純に無垢か否かというだけでなく、表面の仕上げについても知っておくことが重要です。
例えば、ウレタンなどの樹脂塗装は、水や汚れに強い反面、木の質感は薄れます。
塗装をどうするかによって、利点が難点に、難点が利点にも感じられるのです。

フローリングと仕上げの組み合わせは多数あるため、ぜひとも実際に見て触れて体感しましょう。
建築会社によっては取り扱える種類に制限があることも多いので、契約後や床材を決める際に慌てたり後悔したりすることがないよう早めの確認が大切です。