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知っ得!まなび家 第6回 -断熱材-

住まいを考え始めたばかりの方にこそ知って欲しい!大事なおうちのこと、わかりやすくお伝えします。

知っ得!まなび家-第6回

どの種類を選ぶかより

どんな施工内容にするのか

断熱材 –だんねつざい–

外部の温度に影響を受けず、温かいものを温かく、また、冷たいものを冷たく保ってくれるのが「断熱材」です。身近な物では、魔法瓶が分かりやすいですね。冷蔵庫にも断熱材が使われていますし、お魚屋さんが発泡スチロールを使うのも断熱性があるからです。
住まいにも断熱材は欠かせません。その性能によって快適さ、省エネの程度が大きく変わってきます。熱を伝えにくい、つまり、熱伝導率が低い「空気」を、どれだけ断熱材の中に抱え込めるかがポイントです。
下記のように、断熱材の種類はたくさんありますが、単純に熱伝導率の比較だけで選択できないのが家づくりの難しいところ。大事なのは、断熱材の厚みと隙間なく施工できる精度です。熱伝導率が高くても厚みを増やせばそれをカバーできることがあります。反対に、低くても隙間があれば、魔法瓶の蓋が開いているのと同じで温度を保つことができません。
種類によって特徴や価格が異なり、メリット・デメリットがある断熱材。工務店や建築会社によって、また、工法によっても、取り扱いが得意なものとそうでないものがあります。しっかり確認して、納得して決められると良いですね。

himeさんによる写真ACからの写真