滋賀の建築会社や住まいの情報をお届けするフリーマガジン

マイホーム計画には予算が大切。住宅の総予算から土地の購入や建物の仕様などを決めていくからです。とはいえ、細かくシミュレーションするのもハードルが高いもの。まずは、現在の住居費、年収を元にした額の2パターンから、FP先生の診断を受けて考えてみましょう。

丸山 高信先生(With Financial Partners-ウィズ ファイナンシャル パートナーズ-)

大手会計事務所、経営コンサルティング会社を経て独立。住宅取得や相続などのFP相談の実務をおこないながら、お金に関する講演や、高校や大学などでFP受検指導を多数実施。 ●CFP®(日本FP協会認定) ●1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格) ●宅地建物取引士 ●証券外務員一種 ●消費生活相談員資格/消費生活専門相談員 ●2021年度金融知識普及功績者
栗東市小柿6丁目10-23-402 / TEL&FAX … 050-3488-0750 / E-mail … maruyama@with-fp.com

CASE 18相談者 Hさん(34歳・栗東市在住) ●世帯年収 610万円 ●家賃 7.7万円

自己資金400万円。4人家族。建築費が高くて予算に収まらないのでは……。希望を叶えるためにはどうすれば? 年収:夫350万円 妻:260万円

2通りの方法で月々の返済額を算出します

  • パターンA 現在の住居費から算出
    住居費予算(現在の家賃+積立分) 90,000円
    固定資産税(概算) -10,000円
    毎月返済額 80,000円
  • パターンB 借入可能額から算出
    審査対象年収(収入合算) 610万円
    返済負担率 35%
    毎月返済額 177,917円

毎月返済額から借入額を計算します

  • パターンAからの試算
    借入期間 35年
    シミュレーション金利 1.85%
    2,472万円
  • パターンBからの試算
    借入期間 35年
    シミュレーション金利
    (審査金利)
    4%
    4,018万円

低い方を採用するので… Aさんの
住宅予算は 2,872万円です(自己資金400万円含む)

元気な2人のお子さんがいてマイホームの夢が膨らむHさんご家族です。診断結果によると、住宅購入予算はパターンAの2,472万円に自己資金400万円を足して2,872万円となりました。
たしかにここ数年、物価や人件費がアップしたことにより建築費が高くなっています。Hさんも自己資金を貯めるなど努力されていますが、希望通りの家が建てられないかも、と不安そうですね。
希望を叶えるためには、まず資金計画を立て直すことをお勧めします。その際に「立地条件や建物の大きさなど、優先順位を考える」、「生命保険などの毎月の固定費の見直しを行う」、「諸経費を見直す」など、情報の整理を行いましょう。また、Hさんの条件に合う建築会社を探すことも重要です。
これらをひとつひとつ丁寧にクリアすることで実現に近付けるのではないでしょうか。Hさんの希望が叶えられるよう応援しています。

Check!

あなたも住宅予算を診断してみませんか?毎月1名(計3名)様まで無料で回答いたします。詳細・申込はこちらからどうぞ。申込多数の場合は抽選となります。