大手会計事務所、経営コンサルティング会社を経て独立。住宅取得や相続などのFP相談の実務をおこないながら、お金に関する講演や、高校や大学などでFP受検指導を多数実施。 | ●CFP®(日本FP協会認定) ●1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格) ●宅地建物取引士 ●証券外務員一種 ●消費生活相談員資格/消費生活専門相談員 ●2021年度金融知識普及功績者 |
パターンA 現在の住居費から算出 | |
住居費予算(現在の家賃) | 80,000円 |
固定資産税(概算) | -10,000円 |
毎月返済額 | 70,000円 |
パターンB 借入可能額から算出 | |
審査対象年収 | 460万円 |
返済負担率 | 35% |
毎月返済額 | 134,167円 |
パターンAからの試算 | |
借入期間 | 35年 |
シミュレーション金利 | 1.54% |
2,272万円 |
パターンBからの試算 | |
借入期間 | 35年 |
シミュレーション金利 (審査金利) |
4% |
3,030万円 |
マイホームの夢は膨らむもののお金のことは悩んでおられるDさん。簡易診断では住宅予算は2,272万円となりました。住宅ローンを選ぶ際のポイントは「金利タイプ」と「返済方式」です。
まず【金利タイプ】は、大きく分けて返済中に金利が変動する「変動金利」と、契約時の金利が最後まで変わらない「固定金利」の2種類があります。多くの金融機関にて変動金利は1%を下回っており、固定金利に比べて低く設定されています。変動金利は今後金利が変動する可能性もあり、場合によっては返済額が増える可能性もあります。
次に【返済方式】は、元金と利息の合計を一定にした「元利均等返済」と、元金額は一定で、利息を加算した金額を返済していく「元金均等方式」があります。毎月の返済額が一定で返済プランを立てやすい「元利均等返済」が選ばれる傾向です。
住宅ローンをより詳しく理解し、自身にあった住宅ローンや借入額を見極めるためにも、ライフプランシミュレーションをお勧めします。