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MONEY相談室~家をたてる時のお金の話~

夢のマイホームには希望もあるけど不安もある…だからこそ、家づくりに役立つお金の話をしませんか?

小野みゆき先生

小野みゆき先生

司法書士事務所で不動産・法人・相続登記業務を経験。生命保険・損害保険代理店などを経て2014年にレディゴ社会保険労務士・FP事務所を開業。

●CFP®(日本FP協会認定)
●社会保険労務士
●1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
●DC(確定拠出年金)プランナー1級

相談者

頭金300万円でマイホームを検討中の共働き家庭。土地も建物も住宅ローンで借り入れを考えている。返済額を考慮したうえで購入予算を決めたいけれど、どうしたらいいかわからず悩み中。
 
\教えて先生!/

アパート暮らしのままの生活をキープしたいとき、住宅ローンの『月々の返済額』はどのくらいで組めばいい?

現在は共働きで、2LDKのアパート暮らしなんですね。
はい。今の家賃を払い続けるのがもったいないと思っていたら、探していた地域に土地が見つかったので、新築で戸建てを購入しようかと思いまして。
そこで住宅ローンを考慮した購入予算を決めたいということですね。
そうなんです。わが家では年に1回の国内旅行が恒例で、できれば今後も続けたいです。今は子どもが1人いますが、そろそろ習い事もさせてあげたいし、実はもう1人ほしいとも思っています。
そうですか。今後、お子さんをもう1人お考えということなら、ご主人さまの収入だけでも大丈夫な返済プランが現実的ですね。現在の貯蓄の内、頭金に使えるお金はありますか?
頭金は300万円を予定しています。
それでは、100万円は諸費用に使うと考えましょう。住宅を購入する際の「事務手数料」「保証料」「登記費用」、新居に伴う家財の購入、「火災保険料」が必要になります。
そんなに必要なんですね。
はい。残り200万円と別に、土地+建物の借入金額が家の予算です。返済負担率は、年収の25%以下に抑えましょう。年収の30%を超えると、突発的な支出に対応できなくなる可能性があるからです。
車や家電を買い換えるとか、身内の結婚とか、急な出費ってありますね。
そうですね。それに住宅購入後は「固定資産税」の負担が発生します。これらを考慮して、現在支払っている家賃金額より安い返済額の住宅ローンを組むのが理想的です。
なるほど。具体的な額がイメージできて参考になりました。
マイホームには理想があると思いますが、月々のローン返済の負担を考えて、バランスのいい予算設定をしてくださいね。自分たちでは難しいと思ったら、身近なファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめですよ。

小野みゆき先生
レディゴ社会保険労務士・FP事務

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