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知っ得!まなび家 第8回

ガルバリウム鋼板 –がるばりうむこうはん–

近年、屋根や外壁の建材として確実にシェアを伸ばしながら、読み間違いなどもあり、言葉としてはまだまだ普及途上なのがこの金属建材。アルミニウムと亜鉛、シリコンの合金めっきでできた鋼板(薄い鉄板)です。
ガルバリウム鋼板は1970年代に開発されました。以前よりある「ブリキ」や「トタン」といった鋼板よりも錆に強くて長持ち、耐食性と耐久性に優れています。さらに、例えば屋根瓦などの他の建材と比べて軽いことから耐震性が高いのも特徴です。また、金属が持つ独特の質感に加え、黒などの濃い色が美しく映えることから高いデザイン性も兼ね備えています。
どんな物事にも言えますが、当然メリットばかりではありません。薄い金属だから外から飛んできた石などで傷や凹みが付きやすいなどデリケート。扱いに注意が必要なので施工コストも高くなりがちです。ひとつの見方だけで決めないことが大切です。
さて、この用語を覚えたばかりの方には少々酷ですが、さらに高性能な鋼板が既に登場しています。スーパーガルバともいわれる「SGL(エスジーエル)鋼板」です。日進月歩の世の中、知識だけでもアップデートしていきたいですね。