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知っ得!まなび家 第3回 -長期優良住宅-

住まいを考え始めたばかりの方にこそ知って欲しい!大事なおうちのこと、わかりやすくお伝えします。

知っ得!まなび家-第3回

愛着を持って手入れをしながら長く暮らす

長期優良住宅 –ちょうきゆうりょうじゅうたく–

長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅のこと。従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型社会への転換を目的として、2009 年の「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」により定められました。
一戸建ての場合、主に4 つの認定基準が設けられています。(下記❶~❹) さらに、建物面積が75㎡以上など良好な住居環境で、定期的な点検・補修を計画しておくことが必要です。
認定を受けると次のようなメリットがあります。
●税(所得税・登録免許税・不動産取得税・固定資産税)の特例措置
●地域型住宅グリーン化事業の補助金
●住宅ローン金利引き下げ
●地震保険料割引
しかし、申請費用が必要などデメリットもあり、金銭的に「必ず得をする」とはいえないでしょう。
考えたいポイントは、建築基準法で定めたものより高性能で、長く暮らせる住まいになり、それが「公」に認定されるということです。
滋賀県での新築着工棟数に対して認定実績は2割弱ですが、標準仕様としている建築会社も多く、認定は受けなくても基準は満たしている例もあります。建築会社を選ぶときには、どのように対応しているのか、比べる目安にできそうです。