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知っ得!まなび家 第7回 -気密測定-

住まいを考え始めたばかりの方にこそ知って欲しい!大事なおうちのこと、わかりやすくお伝えします。

そのすき間、

その場で直せますか?

気密測定 –きみつそくてい–

凍える季節、暖を取っている室内にピューッと吹き込むすき間風―――。
時代劇や昭和のドラマのような情景ですが、家にすき間があるというのは、外気の影響を多大に受けてしまうということです。反対に、窓などの必要な開口部以外がしっかり閉じられた家は、気密性が高い「高気密住宅」だと言われます。それは、冷暖房の効果が損なわれないだけでなく、換気においても効率的な家です。
住まいに関する情報に、高気密というワードがよく登場するようになりました。パンフレットに書かれている数値や建築会社が謳うように、本当にすき間なく高気密の家はできるのでしょうか? たとえ同じ大工さんが同じ間取りの家を作ったとしても、一邸一邸調べないことには分かりません。その方法が、住宅のすき間の量を機械によって計算する検査「気密測定」です。
気密性の高さは丁寧な施工や技術によってもたらされます。経験豊富な職人さんでも、ほんの少しのミスですき間が生じてしまう可能性はあります。完成前の工事中に判明すれば、改善・是正することが可能です。気密測定はするかしないかというだけでなく、実行のタイミングもとても重要です。